備忘録

友人が、芸術家の社会的意義、責任の話をしていたが、ふと大学の教授などはどうだろうと思った。

理系は技術の発展に貢献する部分もあり分かりやすいが、文系の例えば文学などはどうなのだろう?
芸術にしろ文学にしろ、ある意味(現代においてケータイを使わないと不便だが、小説を読まなくても不便はほぼないというような文脈)で実生活にはなくてもすむもの。

教育の土壌を耕し広げるというような意味があるとは思う。または、それを学ぶ人はそれを通して考える力を身につける、後世にこういうものがあったと伝える、国文学ならば日本人のアイデンティティを保持するのに役立とかいろいろある。

しかし、あくまでそこを学ぼうとする人、興味のある人にとってしか意味をもたない。
文学や歴史などを研究する人はもっと一般世間に向けて働きかけることはないのだろうか?

なんというか、上記のある意味で実生活にすむジャンルの職業というのはそこの分野にとどまっていても済む。
教授ならば自分の知的好奇心を満足させることだけに腐心していても済む。
しかし、彼らの社会的責任を考えれば世間に向けて発信してもよいはずだ。
まぁ、教育に従事する人たちなのだから、学生に対して教育をしっかりしてくれればよいのだが。
実情はどんなものなのだろう。