備忘録

マイケル・ムーアの正しいと思うところは言っている内容よりもそのスタンスである。
つまるところ、世のあり方の根幹は政治・宗教・経済体制の3つくらいだと思うから、その中の政治・経済に対しては取り組んでいる。
キャピタリズムではキリスト教礼賛みたいな感じだったし、彼では宗教を扱うことは難しいのかもしれない。
それぞれの宗教がどんなもので、その信者はどんな人たちなのかということを扱うドキュメンタリーがあってもいい。

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今日はオーシャンズを見てきた。
映像は良いがナレーションが若干恣意的すぎる。
言っている内容も、知っているような割と当たり前のこと。
世間の多数の人はそれすらも知らない人が多いのかもしれないが。
結局人間のせいですよってことですよ。

環境問題ってのは別に10年とか15年くらいまえと言ってることがほとんど変わってない。
なぜ、変わらないのか?
環境破壊は一般消費者と産業の原因の割合を比べると1:9かもっと偏っているらしい。
ということは国や自治体、会社が本気で取り組まないと解決できない。
しかし、会社なんかはいってもそこまで本気を出さない。
なぜか?
結局資本主義だから。大量生産、大量消費のご時世だから。
ここでも結局、資本主義かなと思った。
まぁキャピタリズムを見たばかりだからそういう考えに結びつくのかもしれないが。

草の根運動的に一般消費者が地道なことをするのもいいけれども結局、原因が大量○○なのだから、対策だって大規模なものとして行わないと難しいのではないか。
まぁ世論が変われば政治が変わって今後もう少し国とかも本気になってくれるかも?
しかし、自分も含め現代人がどこまで生活を変化させられるのか?
みんな新しいもの、便利なものがいいんだし。雑誌なんかで「楽しくエコ」みたいな美辞麗句が見受けられたりする。実際それくらい敷居を下げないとみんなやる気にならないから。

3Rってエコが流行る前から環境省でも言ってるし、自分は、勿体無いオバケが憑いてるんじゃないかってくらいものを捨てるのが嫌い(苦手)なので、リサイクルとかもっとちゃんとしていわゆる循環型社会になって欲しい。

それかいくとこまで行って勝手にバランス取れる人口に減るしかないか?
野生動物でも平衡状態が崩れると自然とそのうちなおったりするらしいし。結局人間も動物の1種だし。
今の社会でも地球総人口1億人〜10億人くらいならいけるんじゃないか?
もともと産業革命以前の地球総人口は2〜3億人くらいだったという話だし。
その場合でも結局今よりスローな社会になりそうだな。