お通夜にて  -生きていることが当たり前だと思ってはいけない-

2日前、自分の上司が亡くなった。

まだそれほど高齢なわけではなかったが、体調が芳しくなかったせいなのか詳しい理由は聞かされていない。
自分は配属されて2ヶ月半程度で、とても短い付き合いだった。
今日、お通夜があった。自分は会場についてもまだ上司が亡くなられた実感がなく、付き合いが短いからこんな感じなのだろうかと思っていたが、焼香をあげる列に並びはじめ、遺影を目にした瞬間に泣きそうになった。

テレビかなにかで遺影は良い顔をしている写真だから余計涙を誘うという言葉を聞いたが本当にその通りだ。
つい3日前まで普通に挨拶をしていたシーンがよみがえり実感が一気にこみ上げた。


今回感じたことは
「生きていることが当たり前だと思ってはいけない」
ということ。逆に言えば死は常にすぐそこにあり、いつ死んでもおかしくはない。
常に生きていることに感謝するなんてことは実際問題、しがたいけれども折に触れて思い返したいと思う。

身近な人が亡くなったことはこれまでに経験がなく、今回のことは、ある意味会社に入って最も意義深い体験をしたといえる。