岳 自然 人

マンガやら普段考えるウダウダしたことやについて書いていこうと思う.


今回(11/5発売)のビッグコミックスピリッツの「岳」で,

「山ってのは人を変えるから…
あるところまで山を登り続けると人は絶対悪いことができなくなる。
それが山のいいところだね。」

というセリフがよかった.
自分も最近,富士山に登ったり,ツーリングに行ってテントを張って寝たりしているから,とても腑に落ちる言葉だ.

「人は自然に生かされている.」
なんてありがちな言葉だけれども,そうして自然に触れると,その言葉は間違いではないと感じる.
普段,街の中で暮らしていると,そういうことは考えない,または考えても実感しづらいと思う.

キャンプ場に,一人でテントに泊まったりしていると,山の中に自分ひとり放り出されたら,何もできないことや,人の文明というか現代の器具やら設備がなにもなくなってしまったら,現代人というものは非常に弱いものだとかいうことを実感する.
だから,
「山を登り続けると人は絶対悪いことができなくなる。」
というのは,弱い人間が一人で自分勝手にしたって自然にはかなわないし,人の小ささを知るというか,謙虚な気持ちになれるのではないかと思う.
自然に触れて感じることは,それだけではなくてもっといろいろあるけど,それこそ言葉ではそう簡単に表せるものではないのであまり多く書こうとはしまい.
それこそ,人が自ら肌で感じるべきものだろう.

所詮はすぐ近くに人がいる安全なキャンプ場なのだから考えすぎといえば考えすぎなのだけれども,そういうことを考えることは大事な気がする.(まぁ自分がそういう考え事をするのが好きというか,理屈っぽい性格なだけだが)

自分のようにウダウダ考えるような人でなくても,山に登ったり自然に触れていれば確かに,いろいろ感じて,自分勝手に他人に迷惑をかけるようなことはなくなるというのは本当だと思う.
自分自身,自分の我が強い部分を感じて,"俺ってダメだなぁ"と思うことがしょっちゅうある.
自然に触れると心の洗濯ができて謙虚になれると思うこともあってちょくちょく自然に触れるようにしようと考えている.